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ヒールラチェットグリス吹きつけ べ~ぶるの試行錯誤

前々ページからアキュブレイドバインディングの普段の手入れと汚れがひどい時の洗浄をしました。

ヒールラチェット部分の洗浄をしてパーツクリーナーが乾いたらグリスを吹きつけます。スムーズに動いてくれないと困りますからね。ずさんな使い方でステップインの評価を下げたくありませんよね。

10-11 YONEX XTS(YAB-XTS HIGH)ヒールラチェットグリス吹きつけ

乾燥したヒールラチェット部分へグリース吹きつけ

グリス吹きつけ

グリーススプレーを少しずつ吹き付けている途中の画像です。薄い黄色のグリスなのでわかりにくいかも、ということで吹き付ける部分に色をつけてみます。

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グリスを吹きつける部分

緑色の範囲

グリースを吹きつける部分

ラチェット金具全体に軽く吹き付けたあと、緑色の部分に重点的に吹きつけます。バネとバネの連結部分や爪、そしてリリースレバーの付け根などの可動部分にあらゆる方向から吹きつけましょう。スプレーグリスは飛び散りますので、ヒールラチェットの金具以外に付着したグリスはウェスなどで拭き取りましょう。

油なら何でもいいの?

「グリーススプレー?ないよそんなの。これでいいんじゃない?」とミシンオイルや自転車用のオイル、C○○556などご家庭にあるもので済ませよう、というのはやめた方がいいみたいですよ。

また、オートバイに乗る方などチェーンルブなどネトッとしてていいんじゃないか、というのもまずいみたい。

季節は冬、平地でない山、そして雪の上・パウダーなら雪の中で使うバインディングの可動部分です。適当な粘度・柔らかさの油脂がいいわけです。サラサラの潤滑防錆材や低温下で硬くなり過ぎる油分はNGみたいですよ。わたくしの失敗談としてシリコンルブスプレーを使ったら、氷点下16℃で動きが渋く感じました。とまらないということはなかったんですけど。

これを開発・提供したシマノさん、ホームセンターで売っているスプレーグリスを使う仕様とは素晴らしいことです。バインディングメーカーが出す高価な専用品にしないところがユーザーの味方というかユーザーのことを思ってくれてると思うんですね。

ハイシーズン・パウダーランのあとのXTS

後ろ足のベースカバーを取ったところ

ヒールラチェットについた雪の拡大

前足のベースカバーを取ったところ

前足

セットバック0のツインでパウダーに行くのですが、後ろ足が沈むので後ろ足のヒールラチェット部分への粉雪付着がすごいでしょ??あの隙間からこんなに入っちゃうんです。前足は少ないですよね。「カチッとうまく行かないぞ」というのが1回だけありました。このときは前述のシリコンルブを使ったからだと思われます。

ベースカバーのセット

リリースレバーが通るゴム

ベースカバーのセット時に注意

ベースカバーのセットをする時に、リリースレバーが貫通しているゴムを潰さないように注意してはめ込んで終了です。

シマノさんのサイトでは「念のため、ブーツでステップイン&アウトを数回繰り返してみて、スムーズに着脱できるかどうか確認してください。」とありますが、しておりません。実はわたくし、ヒールラチェットの洗浄とグリス吹きつけの際にラチェットの爪を動かすための専用治具を作ってみたいと思っております。シーズンインまでに作ってそれで動作確認をするつもりでおります。作ったらUPしますね。

アキュブレイドバインメンテナンスインデックスメニュー

次のページは、ABバインラチェットクリーニングの考察 です。

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